皆様こんばんは。たかのをです。

ブログで政治の話をするのは初めてかもしれません。

既に崩壊秒読み段階の日本の政治・行政ですが、ニュースを
聞くたびに欝が入る内容ばかりですね。

舛添厚生労働相がテレビで「社保庁は信用ならない。
市町村の窓口はもっと信用ならない。」と発言した事で幾つ
もの自治体首長から抗議が届いているとニュースで知りまし
た。

これに対する舛添厚生労働相の反論はかなり秀逸だと思います。

ご存知の通り、「国民の不信がそこに行っているから、
不正をたださなければいけない。文句あるんだったら
駄目な市町村に言いなさいということ。小人のざれごとに
付き合う暇があったら、もっと別のことをやらないと
いけない。」と反論しています。

この文章の最後の一文はかなり挑戦的かつ秀逸な言葉だと
思います。ご想像の通りですが、私は2つの意味に取れると
考えています。

・(私の様な)小人のざれごとに付き合う暇があったら、
 (あなた方は)もっと別のことをやらないといけない。

・(あなた方の様な)小人のざれごとに付き合う暇があったら、
 (私は)もっと別のことをやらないといけない。

私は舛添厚生労働相はこの一文では故意に動作主体を明確に
しなかったのではと邪推しています。

私的には、どちらもその通りと言って差し支えない内容で
あると思います。更に、この文章がダブルミーニングである
ことを把握できない相手はその時点で論議の対象とする価値が
ないと思います。

そもそも「調査の結果、私の管轄する自治体では年金保険料の
着服・不正受給は無かった。」と言う言葉自体、まだまだ
あいまいな言葉だと思います。

公務員のモラルが高く、本当にそのような事実がなかった場合
でも、調査が不十分で発見できなかった場合でも、同じ言葉を
言うことが出来ると考えます。

私の自治体は違うとか言う前に、大臣にそんな言葉を言われる
ほど信用度が落ちていることを認識し、公務員のモラルや
自浄能力を高めることで信頼回復に努める事こそ実行すべき
事柄ではないでしょうか?

まー、上記をやろうとする地方自治体首長がいたらとっくの
昔に自己利権優先の上級公務員により干されて退任させられて
いると思いますが。

本日はここまで。

2007/10/03追記:
・asahi.comにおける同記事に関して、舛添厚生労働相の反論の
一部に勝手に動作主体の補足が付け加えられて居るのを発見
しました。意味としては私の考える2つのうち後者のみです。
残念なことですが、その記事を書いた記者は国語教育も含めて
記者としての基礎を学びなおしたほうが良いかと。
・早速意見を1つ頂きました。私の考えるダブルミーニングを
更に一般化すべきではとの指摘です。具体的には「(マスコミ
の様な)小人・・・」「(文句を言うような)小人・・・」と
考えることで、「ぐだぐだ言う外野を気にせずに仕事すべきだ」
ととらえると言う意見です。まさしくその通りだと考えます。
まだまだ私も思慮不足ですね。ご指摘感謝。(って、指摘者の
お名前を出したいのですけど、良いのかな?)

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