インストール・アンインストールでトラブルが起きたら?
2008年10月1日 電脳皆様こんにちは。たかのをです。
ここ数日、インストールしているプログラムの動作異常に悩まされていましたが、ようやく解決した模様です。ただし、ここ数日間は動作の様子を確認する必要があると思われますが。そんなここ数日の間&今までにインストール・アンインストールに関わるトラブルの解決手段として知ったことを備忘録代わりにブログにまとめておこうと思う次第です。
ひょっとしたら、別件でもう1記事書くかもしれません・・・。
皆様は上書きインストールやアンインストールをしようとしてインストーラが途中で止まってしまい、二進も三進も行かなくなったことはないでしょうか?例えば、動作がおかしくなったプログラムをアンインストールしようとしても、アンインストールのためのプログラムが途中でエラーメッセージを表示して動作が止まり、プログラム事態は動かないわ削除も上書きも出来ないわどーすべ?と言う事態に陥ったことは無いでしょうか?
以下はOSにWindowsを利用している方で、昨今のプログラム配布の時によく使われる、Windows Installerが使われているときにトラブルが発生した場合の対処法を紹介します。
※.msiファイルが使われているインストーラはWindows Installerを使っていると考えて間違いないはずです。
ここで背景知識を少し。
レジストリ:WindowsでOSやプログラムに関する様々なデータを保存するための場所。
システムフォルダ:WindowsにおいてOS自身を配置するフォルダ。通常はC:\WINDOWS。
Windowsの挙動:Windowsにおいてインストール・アンインストールを行うとき、そのプログラムのための情報保存庫をレジストリに用意しますが、それとは別にインストーラがシステムフォルダの見えないところにプログラムをアンインストールするための情報を書き込みます。他にも色々やりますが、レジストリ・システムフォルダをはじめとして、色々な箇所に書き換えが加わります。
Windowsでインストール・アンインストールを行うときにトラブルが発生した場合、主に2つのことが考えられます。1)別のプログラムがインストーラの動作を妨害している、2)Windows内のインストール関連情報が破損している、の2つです。
前者はセキュリティソフトの動作を一時的に止める事で解決する場合が殆どですが、それで駄目なときは運が悪いと思ってサポート窓口に相談しましょう。
で、後者の場合ですが、様々なところに分散配置されているインストール・アンインストールのための情報に不整合ができ、インストーラで対処できなくなったという状況です。自力で何とかできる場合があるので、その手段を紹介します。
ただし、以下はかなりの力技です。本当に困った時にWindowsの知識豊富な人の下で実行するか、サポートの人の指示の元に実行することをお勧めします。また、自力でやる場合はどうぞ自己責任にてお願いいたします。
1)"Windows Installer Clean Up" を利用したトラブルシューティング
http://support.microsoft.com/kb/833594/ja
これはMS社が提供している汎用のインストール情報削除プログラムです。インストール情報を削除したいプログラム名を選んで[Remove]ボタンを押すだけです。ここで選ぶプログラムを間違えるとひどい目にあいますので、どうぞご注意ください。
これで駄目な場合はレジストリに記述されたインストール関連情報の要の部分がゴミとなって削除できていないことが考えられます。
2)各社提供の完全削除ツールを利用する。
サポートページが整備されている会社のプログラムの場合、完全削除ツールの紹介がされている場合があります。サポートのページで探してみてください。とりあえずさしさわりが無いと思われるものを1つ例示します。
・Aaron Stebner’s WebLog - .NET Framework Cleanup Tool User’s Guide
http://blogs.msdn.com/astebner/pages/8904493.aspx
上記は.NET Frameworkの開発担当者様のブログです。ここの場合は.NET FrameworkをWindowsから完全に消し去るツールを紹介しています。ただし、筆者も書いているとおり、この手段は"last resort"と書かれる程の最終手段です。
3)管理者権限の元で全て手動削除
これに関してはOS本体が破損してもなんら文句の言えない、これ以外にはあとがない手段です。アメフトの言葉で例えると「第4クオータ・残り15秒・ゴールまで70ヤード・4thダウン・タッチダウンすれば逆転と言う状況下でのHail Mary Pass。」なくらい絶望的な状況下でのギャンブルプレイです。
はい。ご想像の通りです。全ファイルシステムに対してそのプログラムに関係があると思われるファイルを探し出し、全て削除し、同様にレジストリエディタでそのプログラムに関係のある全ての情報を削除するという、玄人でもやってて恐怖の付きまとう作業になります。
これらでも駄目でしたら・・・今インストールされているOSにサヨナラを言う以外の事は思いつきません。
本日はこれまで。
ここ数日、インストールしているプログラムの動作異常に悩まされていましたが、ようやく解決した模様です。ただし、ここ数日間は動作の様子を確認する必要があると思われますが。そんなここ数日の間&今までにインストール・アンインストールに関わるトラブルの解決手段として知ったことを備忘録代わりにブログにまとめておこうと思う次第です。
ひょっとしたら、別件でもう1記事書くかもしれません・・・。
皆様は上書きインストールやアンインストールをしようとしてインストーラが途中で止まってしまい、二進も三進も行かなくなったことはないでしょうか?例えば、動作がおかしくなったプログラムをアンインストールしようとしても、アンインストールのためのプログラムが途中でエラーメッセージを表示して動作が止まり、プログラム事態は動かないわ削除も上書きも出来ないわどーすべ?と言う事態に陥ったことは無いでしょうか?
以下はOSにWindowsを利用している方で、昨今のプログラム配布の時によく使われる、Windows Installerが使われているときにトラブルが発生した場合の対処法を紹介します。
※.msiファイルが使われているインストーラはWindows Installerを使っていると考えて間違いないはずです。
ここで背景知識を少し。
レジストリ:WindowsでOSやプログラムに関する様々なデータを保存するための場所。
システムフォルダ:WindowsにおいてOS自身を配置するフォルダ。通常はC:\WINDOWS。
Windowsの挙動:Windowsにおいてインストール・アンインストールを行うとき、そのプログラムのための情報保存庫をレジストリに用意しますが、それとは別にインストーラがシステムフォルダの見えないところにプログラムをアンインストールするための情報を書き込みます。他にも色々やりますが、レジストリ・システムフォルダをはじめとして、色々な箇所に書き換えが加わります。
Windowsでインストール・アンインストールを行うときにトラブルが発生した場合、主に2つのことが考えられます。1)別のプログラムがインストーラの動作を妨害している、2)Windows内のインストール関連情報が破損している、の2つです。
前者はセキュリティソフトの動作を一時的に止める事で解決する場合が殆どですが、それで駄目なときは運が悪いと思ってサポート窓口に相談しましょう。
で、後者の場合ですが、様々なところに分散配置されているインストール・アンインストールのための情報に不整合ができ、インストーラで対処できなくなったという状況です。自力で何とかできる場合があるので、その手段を紹介します。
ただし、以下はかなりの力技です。本当に困った時にWindowsの知識豊富な人の下で実行するか、サポートの人の指示の元に実行することをお勧めします。また、自力でやる場合はどうぞ自己責任にてお願いいたします。
1)"Windows Installer Clean Up" を利用したトラブルシューティング
http://support.microsoft.com/kb/833594/ja
これはMS社が提供している汎用のインストール情報削除プログラムです。インストール情報を削除したいプログラム名を選んで[Remove]ボタンを押すだけです。ここで選ぶプログラムを間違えるとひどい目にあいますので、どうぞご注意ください。
これで駄目な場合はレジストリに記述されたインストール関連情報の要の部分がゴミとなって削除できていないことが考えられます。
2)各社提供の完全削除ツールを利用する。
サポートページが整備されている会社のプログラムの場合、完全削除ツールの紹介がされている場合があります。サポートのページで探してみてください。とりあえずさしさわりが無いと思われるものを1つ例示します。
・Aaron Stebner’s WebLog - .NET Framework Cleanup Tool User’s Guide
http://blogs.msdn.com/astebner/pages/8904493.aspx
上記は.NET Frameworkの開発担当者様のブログです。ここの場合は.NET FrameworkをWindowsから完全に消し去るツールを紹介しています。ただし、筆者も書いているとおり、この手段は"last resort"と書かれる程の最終手段です。
3)管理者権限の元で全て手動削除
これに関してはOS本体が破損してもなんら文句の言えない、これ以外にはあとがない手段です。アメフトの言葉で例えると「第4クオータ・残り15秒・ゴールまで70ヤード・4thダウン・タッチダウンすれば逆転と言う状況下でのHail Mary Pass。」なくらい絶望的な状況下でのギャンブルプレイです。
はい。ご想像の通りです。全ファイルシステムに対してそのプログラムに関係があると思われるファイルを探し出し、全て削除し、同様にレジストリエディタでそのプログラムに関係のある全ての情報を削除するという、玄人でもやってて恐怖の付きまとう作業になります。
これらでも駄目でしたら・・・今インストールされているOSにサヨナラを言う以外の事は思いつきません。
本日はこれまで。
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